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2015年12月29日

釣りの美学

 お~とこには~ じぶんの~ せぇ~か~いが~ある
 たとえるなら~そらをかけるぅ~ひとすじぃ~のながれぼしぃ~

かの有名アニメのテーマソングの一節だが、
ホントにそうだなぁと男をやっててそう思う。

な~んてテヘッ

釣りにおいても、
みんな自分の世界を持っている。
世界と言うか、
「こだわり」か。

そんな話を、
徒然なる儘に…。





かつて記事にした内容もあるかも知れないが…。

北海道に来てからウェットフライの釣りを覚え、
それ以来僕は、
フライフィッシングが更に好きになった。

ドライ一辺倒の時より、
断然魚を手にできる機会は増えたし、
手にする魚のサイズも格段に上がった。
勿論、
ラインやマテリアルもウェット用を揃えた。



しかし、
雪解け後の春アメの釣りを知り、
ウェットでの釣りでは太刀打ちできない現実にブチ当たった。

周りはめちゃくちゃ釣れている。
正に1キャスト1フィッシュ状態。
ウェットの自分には全然釣れない。
ウーリーバッガーを引っ張ってようやく5本という状態。

周りの釣り。
それは、
ルースニングだった。

「インジケーター」などと格好付けた名前で呼んでいるが、
要は「ウキ」。
勿論「インジケーター」と呼ばれる意味はちゃんとあるのだが。

この釣りが僕は好きではなかった。
ウキ釣りだから。

もともとミャク釣りで釣りを覚えたので、
ガツンとしたアタリの来るウェットのダウンクロスでの釣りがド真ん中。



しかし魚は釣りたい。



ある日、
背に腹は代えられぬと一応持っていたインジケーターを使い試すと、
あっという間に30匹を数えた。
フライなんてしょぼいビーズヘッドニンフしかなかった。
それでも魚たちは食らいついてきた。



ところが間もなく、
ルースニングでも釣れないアメマスの釣りにもぶつかった。
秋の遡上アメだ。

チャートのニンフエッグなどの独壇場だった。

そんなフライ使ったことない。
いや、
そんなのフライじゃないと思っていた。



でも周りは釣れてる



ルースニング、チャート系フライ、エッグ…。



好きではないフライを使う。
しかし釣れる!

この「こだわり」が壊れた時、
僕のフライフィッシングは大きく変化した。

行く川も、
入るポイントも、
使うフライもシステムも。
勿論、
釣果も。

魚釣りは、
魚が居る場所でやらなきゃ釣れない。
 魚が居ても、
 釣れる釣り方でなきゃ釣れない。
 魚が居る場所で、
  魚が釣れる方法でやれば、
  必ず魚は釣れる。



更にこだわりをぶち壊す出来事が…。



そう、
ルアーを始めたことだ。
そして、
ルアーも大好きになったこと。

新たなことに挑戦したいと思って始めたのだが、
その時思っていたいくつかの中に、
お手上げで帰って行く春先のルアーマンを見て、
ホントに釣れないものなのかを実感として知りたいというのがあった。

少しは釣れるようになった時、
BPでルアーを振っていると、
底にへばりついているたくさんのビッグアメ達が見えるのに、
ミノーやスプーンがそこに辿り着いていないことに気付いた。

ルースニングは、
そんなアメ達に美味しそうなフライをちらつかせて食わせる。
わざわざ泳層を変えてまで食らいつくほど活性が高くない魚にルアーを食わせるには、
まず魚の居るところまでルアーを届けなければ話にならない。

それで使い始めたのが、
item-Wだ。

これは釣れる!

もっとも僕の中でルースニングに近い形で、
アメマスにアプローチできるメソッドだ。

しかし、
こんなに釣れるのに、
トラウトフィシングで使う人がほとんどいない。

僕の周りに居るルアーマン達は、
基本的に「ミノー大好き人間」が多い。

とある川で50アップのニジをスピナーで釣った友人は、
「ミノーで釣りたかったなあ」って言ってた。

フライで釣っている僕の隣でルアーで苦戦する友人に
「小さめのスプーンとかじゃダメなの?」
と聞いて(勧めて?)みたら、
「やっぱミノーで釣りたいよね~(^o^)」
という答えが返ってきた。

ルアーのこだわりを取っ払えば、
もっと釣れるんでないか?

その僕なりの究極的な答えが、
item-Wなのだ。

こだわり中のこだわりの釣りであるフライフィッシングの中のこだわりを
引っ繰り返してきた僕なりのルアー考察である。

結局は、
「自分が投げたいルアーを投げたい!」のか、
「なんとしても魚を釣りたい!」のか、
選択肢に優先順位をつけてやっていくしかない。
両方やりたくても、
どちらかが叶わないことの方が圧倒的に多いわけだから、
やはり取捨選択をしなければならない。

と言っても、
見ているとルアーマンもフライマンも、
「自分が投げたいルアー・フライ」
「自分がやりたい釣り方」
で、釣りをする人が多いな。

とある釧路市内の河口域でアメマス釣りをしていると、
釧路勢はルースニングだが、
十勝勢は断然引っ張りだった。

でも、
「釣れてるのはみんなウキ使ってるよ」
と言って釣具屋の場所を聞いてきた人もいた。
「釣りたい」が上回り、
「こだわりを捨てた」訳である。
釣具屋は遠いので、
マーカーを2、3個あげた。

アメ隊長は、
ルアーマンが指を咥えているしかない現状を打開する為、
秘密兵器を編み出された。
そして、
周囲の凄腕フライマンを尻目に爆釣劇を繰り広げていた。

僕の友人4800君も、
フライの方が釣れる状況があることを知り、
秘密兵器をネットで入手し、
アメ隊長に弟子入りして釣果をガンガン上げていた。

ちなみに、
彼にはフライを勧めているのだが、
道具を揃えることやキャスティングの練習などのことを考慮すると、
秘密兵器の方が手軽でいいとのこと。
確かに一理ある。
本人とってそれが一番いいのだろう。
実際彼はフライやっている僕の隣で、
秘密兵器でフライを投げて僕より釣っていた。

魚は釣れないよりは釣れた方がいい。

川でのニジマスも、
ドライで釣るのも大興奮だが、
ルースニングで釣ると、
釣果もサイズも上がるのは確実だ。
残念ながらそれは比べものにならないと思っている。

ドライで釣りたいのか?
デカいのを釣りたいのか?
ドライでデカいのを釣りたいのか?

ウェットではドロッパーというシステムが常識である。
ニンフィングにはトレーラーというシステムがある。

み~んな、
より魚を手にする為に考えられたもの。

アキアジ釣りのウキルアーとかもそうだ。
(僕はアキアジ釣り自体をやらないけど…)

だ~れも馬鹿に出来ないし、
否定も出来ない。
むしろ受け入れることで、
釣りの幅が広がるってこともあるのではないだろうか?
な~んてことを考えていた。



釣りはやっぱり、
釣れた方がいいもんなあ。



それでもこだわってしまうのが釣り人の性というところか。



先日、
こんなルアーを買ってみた。
item-W的な攻めと働き、誘惑をしてくれであろうハードルアー3種。
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自信ないけど。
釣りの幅を広げる為に、
ちょっぴり高い金出してきた。
ミノーは基本苦手(川で「釣れる」という確信が多分ない)なのだが、
item-Wと同様の使い方をするとヒットに持ち込めることがある。
カラーも得意のitem-Wカラーに極めて近いものを選択。
早く試してみたいものだ。

でも、
川が凍ってきちゃったなあ…えーん



※     ※     ※     ※     ※



2週間くらいかけて、
打っちゃ寝~、打っちゃ寝~して、
や~っと記事を書き終えたので、
内容がシッチャカメッチャカな気もするが、
徒然なる儘に綴ってみた。






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